それは、一夜限りの非日常。
2週間ほど前の話題ですが、2月末に搬入された新型車両6500系の誘導障害試験が3月13日の未明に行われました。
終電が去って20分ほど後に山の街駅を有馬方面へと向かう6500系。
最後尾が写ってないせいで6004Fにしか見えません笑
誘導障害試験とは、制御装置から発生するノイズが軌道回路の信号電流に悪影響を及ぼさないかを確認するための試験で、VVVF制御が主流になってからはメジャーなものになりました。6500系も、先に登場した6000系とは制御装置が異なるため今回の試験が行われました。誘導障害試験では試験車のほか、負荷車と呼ばれる車両が1編成用意され、2本の列車を短区間で何度も往復させます。
誘導障害試験で見られる興味深い光景の一つが逆走。
互いの車両を閉塞を超えない範囲で往復させるため、試験開始位置まで戻る際に右側通行をする列車が見られます。
ちなみに今回負荷車に選ばれたのは2008F。
短距離といえどトップスピードはなかなかのもので、ハイビームのLED前照灯と周囲の露出差、構図、そして寒さ…上手いことそれっぽく写すためにまさにいろんなものとの戦いでした汗
およそ2時間、十数往復もの試験は無事?終了。
何も問題がなければ今後昼間の試運転を経て晴れてデビューとなります。
予定では今春に運用導入だそうですが果たしていつになるやら。
また、6502Fの導入と入れ替わりに1112Fが運用離脱となっています。
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JR朝霧駅付近にて、国道2号線を西へと向かう6501号。思ってたよりも軽快なスピードで通過していきました。



まずは台車。軸梁式であることは6000系と変わりありませんが、形式はKW-211(電動車)と2000系の後継という位置づけのようです。おそらく主電動機の違いと付随車が設定されていることが理由でしょう。



この他にも6003Fで試験採用されたLED前照灯の本格採用、阪急1000・1300系などのようなドア上の大型液晶案内装置、手すりや袖仕切りの形状変更など、外見によらず6000系とは似て非なる車両となっています。
今後は試運転を経て数ヶ月後には営業運転を開始するものと思われます。
デビューが待ち遠しい反面、どの編成が入れ替わりに離脱するかも気になるところですね。

2000系と5000系で採用された特徴的なアシンメトリーデザインは未だに新鮮味を感じますが、6501Fとの年齢差はなんと25年!
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